7月2日(日)9:20~12:05粕屋町のサンレイクかすやで「平成29年度 糟屋区小学校PTA指導者研修会」が開催されました。

開会式の後に、講師を招いての講演がありました。
演題「めざせ!半歩先~命つむぐために~」
講師 フリーライター(元西日本新聞社記者)渡邊 美穂 氏

 西日本新聞朝刊で2003年から始まった「食卓の向こう側」の取材班にいらっしゃったということで、食育の視点からのお話でした。「食卓の向こう側」の取材をきっかけにご自分の食生活を見直す必要性を痛感され、それ以来「食」の大切さを語り続けられています。現在、母親として子どもたちとともに実践中だそうです。

 演題の「めざせ!半歩先」というのは、「なりたい自分になるために、できそうなことから無理なく半歩先を!」ということだそうです。

 お話の中で心に残ったのが、子どもたちが自力で弁当を作る「弁当の日」の取り組みです。これは、2001年に香川県の滝宮小学校の竹下和男校長先生が始められた「子どもが作る弁当の日」が広まったもので、日本全国で実践校は1800校を超えています。そのうち1008校が九州です。立花小学校でも6年生が3学期に「弁当の日」を設けています。

 「種はまかないと芽は出ない!」

 渡邊さん自身も実践してあること、「大人である私たちが子どもの未来を見据えて、生きるための基本である『食』の大切さを子ども自身が実感し実践へと結びつく『種』をまく」必要があるというメッセージに応えなければならないと強く思いました。

 その後分科会に分かれ、それぞれの会場で糟屋区中部地区である、粕屋町、篠栗町、久山町の小学校PTAが日々の実践を提案し、糟屋区PTA全体で協議を深め、指導助言者の先生方からを助言をいただきました。

 子どもを育てるために、私たち親自身も学び、ともに成長することが大切だと実感しました。