12月5日(木)3学年9名の生徒合同で、「多様な性」について学びました。4日(水)点字の体験と学習に続き、人権学習の一環として学びました。新聞やテレビなどの報道では、見聞きすることが多くなったLGBTですが、よくわからないまま言葉だけが一人歩きをしてしまっていたり、まわりの無理解による差別や偏見につながりかねないものであり、今を生きる生徒にとって大切な内容であると考えています。授業の中では、私たちが考えている「男らしさ」「女らしさ」にはじまり、体の性だけでなく、こころの性、そして好きになる性といった、さまざまな性の在り方について、ビデオ教材を通して、セクシャルマイノリティの方々の声を聞きながら学びました。生徒は、その声を本当に素直に聞き入り、その方々の思いに寄り添うかたちで考える場面がありました。余計な偏見がないためなのか、大人が想像するよりも生徒の感じ方、受け止め方はずっと柔軟なのだと感じさせられたところです。今回多様な性に関する基礎知識を学び、セクシャルマイノリティの人の声にふれたことは、自己と他者のちがいについて認識し、互いを尊重する気持ち、自分に対する正しい理解につながるものであると考えています。