1学年総合WEEK最終日は、「新宮町ハザードマップ」に掲載されている避難所・避難場所一覧から、日ごろお世話になっている学校や地域の公民館等を選んで、地域の防災力の実態把握と地域貢献という2つの目的から、前日のフィールドワークのグループで清掃ボランティアを行いました。
一例を紹介しますと、花立花公民館を担当したグループは、花立花の区長さんから地域における清掃の意義や当日の手順についての丁寧な説明を受けることから始まりました。清掃が終わると、避難所としての公民館の機能について解説してくださり、公民館に隣接している「株式会社 花立花」の社屋の見学までさせていただきました。この会社は、災害時に住民のみなさんに社屋を避難場所として提供するだけでなく、非常用備蓄水を住民のみなさんのために準備してくださっていました。社員さんの説明を受けて、生徒たちは地元企業の地域に対する防災意識の高さに驚いていました。
さらにこの生徒たちは、週末に花立花公民館を展示会場として使用する「リンナイ株式会社」の販売員の方から、防災の機能を備えた家電製品の説明を受けるという幸運に恵まれました。
初日には新宮町役場、粕屋北部消防本部、そして福岡和白病院の方々には、本校が開校して初の総合WEEKを飾るのにふさわしい「本物との出会い」による感動を生徒たちに与えてくださいました。そして博多あん・あんリーダー会の皆様には、12名もの会員の方々が生徒たちにそれぞれ寄り添ってくださり、生徒たちの防災意識を高めていただきました。
2日目・3日目にお世話になった各地区の区長さんやシーオーレ新宮の職員の方々、小学校の先生方からは、新宮町という地域において、周りの人と協力して被害の軽減をめざす「共助」の大切を学ばせていただきました。この3日間、1学年の生徒がお世話になったたくさんの方々に感謝するとともに、「自他の命を守る!自分の町を守る!」というスローガンを達成できるよう、これからの防災教育の充実に努めてまいります。