今年は東京オリンピックが開催されることもあり、体育理論の授業でオリンピック・パラリンピックについて学んでいます。
知識の習得だけではなく、実際に競技を体験することで学びを深めています。

今回の授業ではパラリンピック競技を体験しました。
パラリンピックは、様々な障がいのあるアスリートたちが、公平に個性や能力を発揮し活躍できる世界最高峰の競技大会です。できないことに着目するのではなく、「どうしたらできるか」の視点で創意工夫し、限界に挑むパラリンピアンの姿は、社会の中にあるバリアを減らしていくことの必要性や、発想の転換が必要であることにも気づかせてくれます。
前回のリオデジャネイロパラリンピックの映像を視聴し、「ブラインドサッカー」「ゴールボール」「ボッチャ」「シッティングバレー」の4種目を体験しました。

競技を体験したことで、障がいについて考えるきっかけにし、障がいがある人は特別な人、助けられるべきの人という認識を覆し、障がいがない人と同じように可能性を持つ人だという発想につなげることができました。体験していく中で、的確な指示を出したり、相手の立場に立って物事を考える大切さを学ぶことができました。
生徒からも、「諦めずに挑戦すればなんでもできるんだと思いました。」「この夏、パラリンピックにも注目して応援したいです。」など感想がありました。

今回の授業を通して、パラリンピックムーブメントが目指す、共生社会の実現を促進するきっかけになればと思います。