廊下を通っていたら、版画の作品が置いてありました。乾燥中のようです。

小学校の図画工作科では、4年生から「木版画」に取り組みます。皆さんも経験がおありだと思いますが、彫刻刀で板を彫る、あれです。

4年生は、単色刷(黒のインク一色)をしていました。ローラーでインクをつけ、白い紙を載せて馬簾(ばれん)でこする方法です。後から、白い部分に絵の具で色を付ける方法をやっている作品もありました。

5年生は、多色刷り(絵の具でたくさんの色を刷っていく)をしていました。黒の色画用紙をテープで板に固定し、部分的に絵の具をつけ、紙をかぶせてこすり、紙をめくって、また絵の具をつけ、・・・・というふうに、繰り返し何度も刷っていきます。

某大河ドラマで、絵師(えし)、彫師(ほりし)、摺師(すりし)が出てきますが、子どもたちは、全部一人でやります。べらぼう、いや、すごいです。