校長先生から新宮小学校のみなさんへ 4

 校長先生は、3月に学校がお休みになってから、毎日お弁当をつくっています。はじめは「1ヶ月くらいならできる」と思ってつくっていましたが、お休みが、4月もつづくと分かったとき、「やめようかな。でももう少しがんばろう」と思って続けました。5月もお休みと分かったとき、「ここまで来たら、最後までがんばろう」と思って続けてきました。6月1日が最後のお弁当になります。がんばったごほうびに、ちょっといいおかずを入れようかなと思っています。

 「継続(けいぞく)は力なり」という言葉があります。「継続」とは「続ける」ことで、この言葉には、「続けていくことが成功につながる」という意味があります。
 みなさんが、長いお休みの間にがんばったこと思うことは何ですか。続けてきたことは何ですか。お留守番でしょうか。お手伝いでしょうか。お勉強でしょうか。うまくできなかったことがあるかもしれませんが、早く学校に行きたいとか、お友達に会いたいということをずっとしんぼうしてきたことが、校長先生はすごいと思います。がんばってきた自分を、ほめてください。
 そこで、新しい学年になったタイミングで、続けて取り組むことを決めてはどうでしょう。むずかしいことでなく、少しがんばればできそうなことがいいです。たとえば、毎朝、笑顔であいさつをすること。毎日、早寝早起きをすること。家での仕事をあとひとつ受け持つこと、など。
 がんばって続けたあとには、大きな喜びが待っていますよ。

 6月1日からいよいよ、新宮小の全員が学校にあつまります。この日をずっと待っていたので、わくわくしています。2時間目の始業式にも話をしますので、聞いてください。

※ 低学年の子どもたちには、お家の方から読んでいただけると幸いです。