今日は、全校児童による登校日でした。みんなマスクをつけ、昇降口で手指消毒を済ませて、元気に教室に向かう姿が見られました。

4年生の教室をのぞくと、女の子がとってもかわいい花柄のマスクをつけていました。私が、
「そのマスクかわいいね。手作りですか?」
と尋ねると
「そうです。私は、クラスのみんなのマスクも作りました。私がみんなにひとつずつ作って、おばあちゃんも、ひとつずつ作って、みんなにプレゼントしたんです。」
と笑顔で答えてくれました。

 「えっ?みんなの分も作ってくれたの?あなただけでなく、おばあちゃんまで?」
驚いてさらに尋ねてみると、
「はい。私は、手縫いでつくりました。」
という返事が、返ってきました。
「本当に、ありがとうございます。おばあちゃんにも、よろしく伝えてくださいね。」

 この女の子は、どんな気持ちでこのマスクを作ってくれたのでしょうか。おばあちゃんは、どんな気持ちで、一緒にマスクを作ってくださったのでしょうか?そして・・・マスクを頂いた子どもたちは、どんな気持ちになったのでしょうか?
 私はこの女の子、そして、おばあちゃんの優しさに感動しました。一針一針に込められた、周りの人のことを思う温かな気持ちが伝わってきて、胸がいっぱいになりました。
 明日、この女の子とおばあちゃんからいただいたマスクを付けて、元気に登校してくる4年生の子ども達が、きっといることでしょう。

 女の子、おばあちゃん、本当にありがとうございました。(N.K)