修了式
令和2年度の修了式を行いました。今年は臨時休校から始まり、様々な制限下での教育活動となりましたが、子どもたちは、目標に向けて努力を重ね、しっかりと成長することができました。これは、学校だけでなく、家庭や地域の支えがあったからこそできたことです。これまでのご支援ご協カありがとうございました。
島で学んだこと
僕は、昨年度相島への漁村留学をはじめ、2年間相島小学校に通いました。その間に、相島でしか経験できないことをたくさん学ぶことができました。
まず、挨拶についてです。相島小学校に来るまでは、挨拶の大切さや必要性をあまり感じることがなく、正直「面倒くさいな。」と思い、自分から進んですることはあまりありませんでした。
しかし、相島では島の方々も小学生や中学生も一人ひとりが誰に対しても自然に挨拶をしており、僕もされたときにとても清々しい気持ちになりました。これまで色々な人に「挨拶は大切だよ。」と言われてきても心のなかでは理解できていないところがありましたが、相島で自然な挨拶を体験することで、一発で挨拶の大切さ、気持ちよさを実感することができました。挨拶をすると、嬉しい。返してもらえるともっと嬉しい。この気持を忘れずに、どのような場所に行っても挨拶を続けていきたいと思います。
また、高学年として、学校を支えるリーダーとしての心構えについても学ぶことができました。
心構えの1つ目は、「自分がテキパキと動き、行動でお手本を示すこと」です。先週卒業した6年生は、掃除の時間になったらすぐに掃除場所に行き、黙々と取り組んでいました。そういった行動をみて、「掃除をして!」と言われたときよりも「掃除を頑張ろう。」という気持ちになりました。僕も、友達にやる気を出させることができるような行動を示していきたいと思いました。
2つ目は、周りをみて行動することです。登下校の整列の際に6年生は周囲をよく見て下級生に優しく声掛けをしていました。自分のことをしっかりすることはもちろん、周囲の状況をよく見て困っている人に声をかけられるようになりたいと思います。
3つ目は、目標をもって行動することです。以前の僕にはこれが最も足りていませんでした。それぞれの行事など、ただ先生や先輩たちに言われるままに行ってきましたが、「なんのためにするのか」や「その行事を通してどんなことを伸ばせるのか」ということをしっかりと考えて目標をたて、その目標に向けて取り組むことが大切だと思いました。
僕は、相島で学べたことがとても楽しく幸せでした。4月から最上級生となります。これから、相島で学んだたくさんのことを次の生活に活かしながら頑張っていきます。
修了式後、本年度で漁村留学を終え、地元の学校に戻る子どもたちとのお別れの式を行いました。4人の子どもたちのあいさつから、相島で過ごした日々の大切さが伝わってきました。