福岡県警のホームページに子どもの交通事故について「保護者の皆さんへ~子どもを交通事故から守りましよう」(←クリック)というページがあります。
 その中に福岡県警が発表した昨年度の子どもの交通事故のデータがありました。それによると・・・。

○ 小学生(特に小学1・2年生)は、歩行中事故が多い(死傷者数では7歳がピーク!)。
○ 小学生の歩行中事故は、
・ 新学期開始から夏休みまで(4~7月)と秋(10~11月)
・ 登校及び下校後の時間帯(7時台、15~17時台)
・ 横断中事故と飛出し
 が多い。
○ 小学4年生以降、自転車事故が多くなり、中学1年生で増加、高校1年生で更に増加する(死傷者数では16歳がピーク)。
○ 中学生・高校生の自転車乗用中事故は、
・ 登校時間帯(7・8時台)
・ 出会い頭事故
 が多い

子供等の交通事故防止(資料)から

 グラフを見ると一目瞭然、7歳がダントツに多いですね。
 また、小学生の歩行中の事故による月別死傷者数も掲載されていました。

 小学生の歩行中の事故は4~7月と10~11月が多いですね。

 このようにデータを見ると子どもの歩行中の交通事故は登下校や友達の家に遊びに行っているときなどが多いことがわかります。
 それでは、どのようにすれば、交通事故から子どもを守ることができるのでしょうか。福岡県警のページには次のように書いてありました。

◇ 子供の交通安全は家庭から!

 園児や児童がいる家庭では、子供の飛び出し事故を防ぐため、通学(園)路や家の周りを子供と一緒に歩き、安全な歩き方や道路の横断の仕方、信号の意味と見方などを教えてあげましょう。
 この時、子供の目線で風景を見ることをおすすめします。大人の目線では気付かなかったことが発見できます。
 また、身近に起きた事故について家庭で話し合い、家族ぐるみで交通ルールとマナーの実践を習慣づけるようにしましょう。

 

20年ほど前の「立花っ子の素晴らしい姿」にもヒントがあるのでは・・・

 私は、教師生活31年を過ぎましたが、そのうち26年間は通勤で立花小学校前を通っていました。
 そのころ立花小学校下の交差点は、横断歩道だけで信号がない状態でしたので、いつか事故に遭うのではないかと通るたびに心配になっていました。

 何年か経ったある日、立花小学校の子どもたちにある行動の変化が表れました。その時を境に立花小学校下を通るドライバーの意識が変わり始めたのです。その行動とは・・・。「交通安全:昔の立花小学校の子どもはすごかった。その2」に続く(校長 安部)