子どもたちにとっては「楽しい夏休み」ですが、教師にとってはまたとない出張や研修のチャンスです。その一部を紹介します。

 教員は公務員の中でも「子どもの成長に関わる」という大切な責務のために教育基本法(平成18年)で次のように規定されています。
 第9条「法律に定める学校の教員は、自己の崇高な使命を深く自覚し、絶えず研究と修養に励み、その職責の遂行に努めなければならない。」

 糟屋地区では教員の専門性を高めるために「糟屋地区小学校教科等研究協議会」として、国語、社会、算数、理科、音楽、図画工作、家庭、体育、道徳、特別活動、生徒指導、情報教育、外国語活動、人権教育、図書館教育、生活科・総合的な学習、の16の部会で教員の研修の機会を保障しています。(小学校の教員は専門教科がないために特徴教科といいます。)

 今日紹介するのは、まず算数部会の研修の様子です。

 最近は若い教員が増えたため、算数の学習を進める際に大切にしなければならないことについての講義です。講師は算数を専門に研究されている、久原小学校の重松校長先生です。

 後半は担任している学年に分かれて、日々の授業に役立つことについて協議を進めます。

 次は、情報教育部会です。前半は私、立花小学校長の安部が、「大丈夫?そのコピー~著作権の基礎知識」と題し、学校の教職員が知っておかなければならない著作権の基礎について話をしました。

 後半は、粕屋警察署少年課の杉山さんに来ていただき、「ネット社会の落とし穴」と題し、教師が知っておかなければならない「子ども関連のネット被害の現状」について教えてくださいました。

 今回は、算数部会と情報教育部会について紹介しました。同様に16の部会の研修会が夏休み中にいろいろな場所で開催されていて、所属している先生は出張して研修を深めているのです。