新宮中学校の職業体験が終わりました。この3日間で将来の夢に向かう道筋が前よりはっきりしたでしょうか。小学校教員という職業を体験しての感想を尋ねてみました。

「子どもたちに分かるように伝えることがむずかしかったけれど、私が教えたら『わかった。』と言ってくれてうれしかった。」

「先生たちは、今の子ども達のことだけでなく、これから先のことを考えていることがわかった。」

「自分たちが小学生のときを思い出すと、先生を困らせていただろうなと思う。」

「最後に、別れを惜しんでくれて、泣きそうになりました。」など。

 泣きそうになるほどの感動体験ができたことは、この職場体験で得た「宝物」であり、これから夢に向かって力強く歩んでいく「原動力」になることと思います。

 今回の職業体験を通して学んだのは中学生だけではありません。小学生にとっても多くを学ぶ貴重な機会になりました。

 中学生から学んだことの一つは「チームワーク力」です。

 事前の挨拶のときから7人のチームワークのよさが感じられる場面が多く見られました。共に活動するのは久しぶりだったという7人ですが、さすが、小学校生活6年間をクラス替えもなく過ごした『立花っ子』!お互いのことをよく理解し合っていて、苦手なところを補い合ったり支え合ったりする姿が、職業体験中も多く見受けられました。

 そして「コミュニケーション力」です。

 小学生にとって勉強を教えてもらったり優しく関わってもらったりするなかで「大切な学習」ができたようです。「大切な学習」とは「コミュニケーションの学習」です。勉強を教えていただいたときに「ありがとうございます。」と感謝の気持ちを伝えたり、丁寧な言葉で年上のお兄さんやお姉さんと話したり、中学校生活について尋ねたいことを質問したりするなど、異年齢間で言葉を駆使して相手とつながる機会になりました。

 

 中学生は今後、職業体験の活動報告をまとめる学習を行い、来年度入学予定の6年生に向けて発表をする機会もあるそうです。『立花っ子』の先輩として『不動のチームワーク』を発揮してすばらしい成果発表をしてほしいと期待しています。 (T*N)