さて、今日は2階の廊下を歩いて出会った風景をご紹介しましょう。

絵の具の準備をしていますね。

3年生教室前の手洗い場の様子です。子どもたちが楽しそうに図工の準備をしています。

教室をのぞかせてもらうと…


まずは素敵な花の絵が迎えてくれました。
 
 
見事な描写です。
 
よく観察して描いていることが伝わってきますね。

「図工の学習のようですが、2時間続きではないのですね?」と担任に尋ねると、「絵画の学習は、絵の具が乾いて、次の色を重ねることを考慮すると、1時間の方がいいのですよ。もし、2時間するのなら、1時間は絵の具で、もう1時間は友だち同士の絵を鑑賞し合い、学びを深めたいですね。」と笑顔で教えてくれました。

様々な配慮のもと行われている学習だからこそ、子どもたちがいきいきと頑張っているのです。


廊下のパレット、本当にたくさんの色のハーモニーが生まれています。


画用紙からはみ出る、躍動感ある構図です。


表情が真剣そのもの。


ひとつの色をつくるのに、本当に真剣に悩み、考えている姿に感心します。

印象的なのは、どの子も、私が横に来ると、みんな嬉しそうに絵を見せ、絵の説明をしてくれることです。図工が大好きで、楽しく学習活動に取り組んでいることがよく分かりました。


印象的だった光景をもう一つ。
「こうしなさい。」ではなく、担任は「どうしたらいいと思う?考えてご覧。」「僕は○○みたいにしたい!」「そう、ではそうしてご覧。」と声をかけていきます。子どもたちの主体性、感性を引き出す支援です。


学習の途中で、絵の鑑賞が始まりました。
学び合い、楽しみ、伸びる仕掛けが随所にある図工の時間に、担任の工夫と子どもたちの成長が重なって、素敵なひとときを参観することができました。

(番外編)
教室の水槽にこんな紙が。「私が書いたんですよ。」子どもが嬉しそうに教えてくれました。

爽やかな秋空の下、素敵な心が育っています。

                 (K.N)