立花小学校の子どもたちは、今日も朝から汗だくになりながら坂道を上って元気に登校してきています。もちろん、集団で仲良く登校して来ているのです。
 そんな中、COVID-19で少し落ち込みそうな心を明るく温かくしてくれる風景が目に留まりましたので紹介します。

 まだ登校し始めて2週間程度しか経っていないために少し不安な気持ちの1年生を優しくエスコートする上学年の子どもの姿です。
 「あとちょっとよ、がんばろうね!」「ほら、この坂を上ったら学校に着くよ。そしたらお茶を飲もうね!」
 1年生への優しい声かけが聞こえてきそうな朝の風景です。

 立花小学校が続けている集団登校にはよいところがたくさんあります。


※注 トラブルは、はじめは多かったものが減っていくということです。

 1年生は、一人で登校すると心細くなるのですが、上級生に引率されるといろいろと楽しい話をしているうちにあっという間に着いた気になります。また、途中でケガをしたり具合が悪くなったりしても安心です。時には重たい荷物を持ってくれることもありますね。

 高学年は、集団で登校していないとワガママな行動をとったりイタズラをしてしまったりすることもありますが、下級生に頼られ手本にならなければならないという意識を持ち続けることで責任感が育ちます。

 もし、大人が車で送ってしまうとこれらの「大事な経験をする機会=成長のチャンス」を奪ってしまうことになるのです。(まさに「むごい教育」ですね!)
 学校と家庭と地域が連携し、子どもたちの20年後、30年後を見据えて、21世紀をたくましく生き抜くための「生きる力」を、適度に鍛えてしっかり認めほめる「鍛ほめCS立花小メソッド」を通して身に付けさせていきましょう。(A.A)