昨日、篠栗町立勢門小学校の研究発表会に参加してきました。福岡県の研究指定を受け、子どもたちの体力向上について研究していました。

 そこで、ある校長先生から声をかけられました。

 「安部校長、立花小学校の子どもたちはすごいね。横断歩道を渡った後、止まってくれた車にきちんと礼をしてるんやね。」

 教育関係者ですが、真の交通安全を目指す子どもたちの行いに気付いてくれたのです。一般の方も徐々に気付いてくれるはずです。

 そう思っていた矢先、今朝のことです。私はいつものように子どもたちを迎えるために立花小学校前の信号のところに立っていました。横断歩道の信号が青になり、三代の子どもたちが横断し始めました。原上方面からの右折車(白のクラウン)が、子どもたちが渡り終わるのを持ってくれています。渡り終わった子どもたちが振り返って礼をしたときのことです。

 「ピッ!」

 右折車(白いクラウン)が軽くクラクションを鳴らして通り過ぎていったのです。

 「気持ちがいい『礼』をありがとう。朝から爽やかな気持ちになったよ。」

 運転手さんの心が伝わるクラクションにとてもうれしくなりました。
 一般の方の中にも立花小学校の子どもたちの行いに気付いてくれる方がいたのです。

 一方で先日、三代のセブンイレブン前交差点では下校時、子どもが横断している後ろを猛スピードで右折車が通り過ぎていって怖い思いをした、ということも起こっています。

 6月23日の「校長のつぶやき『交通安全:昔の立花小学校の子どもはすごかった。その1』」に出していましたが、福岡県警が発表した昨年度の子どもの交通事故のデータによると、小学生(特に小学1・2年生)は、歩行中事故が多く、死傷者数では7歳がピークで、「4~7月」「秋10~11月」が多く、 登校及び下校後の時間帯(7時台、15~17時台)の、 横断中事故と飛出しが多いそうです。特に、秋は日没時刻が早いため夕刻の横断中の事故が増えるそうです。

 今だけでなくこれからずっと子どもたちの命を守るためには、遠回りのようですが子どもたち自身が「自分の命(安全)は自分で守る!」という意識を持つように学校・家庭・地域が一体となって、交通安全教育を徹底していかなければなりません。

 ① 道路を横断する際は、たとえ青信号でも自分の目で左右から来る車の運転手さんを確認し、
 ② 道路を横断する意志を手を挙げることで運転手さんに伝えながら素早く横断し、
 ③ 渡り終えたら、必ず振り返って運転手さんを見てにっこり笑顔で停まってくれたお礼を言う。

 これらの徹底をこれからもよろしくお願いいたします。(校長 安部)