子どもたちにとって、楽しい楽しい夏休みですが、教師にとっては、校内や校外での研修の絶好の機会です。

 今日紹介するのは、AED研修です。AEDとは、「 A:Automated(自動化された)、 E: External(体外式の)、 D:Defibrillator(除細動器)」の略で、日本語では「自動体外式除細動器」といいます。電気的な刺激などによって、異常な興奮によって心筋が細かく震えること(細動)をリセットする」です。つまり、正しくないリズムで動く心臓に刺激を与え、「無秩序に興奮している心筋をリセット」する事で、心臓の細かなケイレンを取り除き、正しい心拍のリズムを取り戻す準備を行うことです。

 粕屋北部消防署 新宮分署から、2人の救急救命士の方に来ていただきました。まずは、お手本から。

 次に職員がグループに分かれて実際にやってみました。まずは意識があるか、呼吸はあるか確認します。もし、どちらもない場合は、近くにいる人に大声で助けを呼び、119番への通報とAEDを持って来てもらい、すぐさま心臓マッサージと人工呼吸を始めます。

 AEDが届いたらすぐにセットし、スイッチを入れると自動で診断が始まります。

 この研修は毎年実施していますが、大切な子どもの命を救うため、緊急の場合に適切な対応が自然とできるように何度も何度も繰り返しやる必要がある研修の一つです。(A.A)