「なんか、子どもたちにワクワクしている様子が見られるな。」
そう思って、ある3年生の教室を覗くと理科「ゴムや風の力」の学習があっていました。

実は、ワクワクしている様子があったのは、今日の理科は実験があるからのようでした。
子どもたちは、ゴムで動く車を作っていました。
ゴムを10㎝引いた車と、15㎝引いた車、それぞれどのくらいの距離を走らせることができるのか、という実験でした。
担任が「実験を3回しますよ。」 「1回だけでは、本当にその結果が正しいかどうかわからないからね。」と言うと
「やったー!」と子どもたち。
かなり楽しみだったようですね。

この授業の後に、子どもたちに感想を聞くと
「ゴムを長く伸ばしたほうが、車を遠くまで動かせることがわかりました。」
「ゴムって結んだり飛ばして遊んだりするものと思っていたけど、ゴムで車を動かすことができるとわかりました。」
と言っていました。

3回同じ実験をしても、やっぱりゴムを大きく伸ばしたほうがものは遠くまで動くという実証性・再現性・客観性のある体験によって、子どもたちに科学的な知識の定着を図ることができるのですね。