近年の社会的な変化は、子どもたちの未来に影響を及ぼしています。
ある調査によると、子どもたちが大人になったとき、今ある職業の半分(数値には若干の違いでいろいろあるようです)はなくなるかもしれないそうです。
確かに、最近、お店でセルフレジを見かけるようになったのは、その一つでしょうか。
そこで、子どもたちにとって自分の進路を選択・決定できる力を高めていくためのキャリア教育は重要です。
先日、5年生のクラスで「自分の可能性を延ばし、いろいろな人たちと力を合わせながら、地域や社会で活躍する人になってほしい」という願いのもと、「キャリア・パスポート」という教材を使って授業がありました。
「キャリア・パスポート」とは、学校の教育活動におけるキャリア教育について、学びのプロセスについて記述し、振り返り、子どもたち自身の足跡とともに今後の将来像を主体的に確認できる教材のことです。
担任は、「先生は、みんなの素敵なところ、がんばりを知っています。だからいろんなことにチャレンジしてほしいです。みなさん自身がこんなことができるようになってよかった!と振り返って6年生になってほしいと思います。」と子どもたちに伝えていました。
「自分のよいところ」は、道徳科でもやっているので書ける子もいますが、改めて自分を見つめようとすると「うーん・・・」と悩んでいる子もいました。
また、このクラスの学級目標は、「和」
具体的に、「挑」「楽」「想」の3つを設定しており、
「挑」の一つに、「下学年のお手本になる」と高学年らしい目標を掲げています。
ある子どもは
自分のよいところ→「人の話を聞いて、やさしく接すること」
こんな自分になりたい!→「低学年の手本になる」と設定していました。
5年生の3学期には、「こんな最高学年になりたい!」という思いをもって6年生になれるよう、学校では子どもたちの成長を一緒に実感し、さらによさを引き出していきたいと思います。