6年生のあるクラスでは、図工の鑑賞の授業がありました。
題材名は「学芸員になろう」です。
有名な絵画 ヨハネス・フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」に描かれている事実から、
作者の思いや背景を学芸員になったつもりで解説するという活動です。
もちろん、6年生なので時代背景を教えることはしません。
しかし6年生になると形や色、光などから作者の感情や考えを想像し、
自分なりの言葉で表すことができるようになります。

子どもたちは、少女の表情から「悲しんでいる」「無表情かな」「自信ありそう」など
感じ方の違いを楽しんでいる様子がありました。

さあ、いよいよ学芸員になってクラスのみんなに絵画のことを教えます。

クラスのみんなに解説する子どもたちの姿は、学芸員そのものでした。

また、3年生では、音楽の鑑賞の授業がありました。
今日の鑑賞曲は ドボルザーク作曲の「ユモレスク」。
バイオリン演奏曲です。みんなに教える人は・・・

 となりのクラスの先生でした。
 子どもたちにバイオリンの仕組みを見せ、
実際にバイオリンで演奏すると子どもたちの関心は一気に高まり、
姿勢が前のめりになっていました。

 このような体験は、ものの見方・考え方を働かせて
生活や社会にある造形や音楽と関わっていく力となるのです。