「あらゆる人々が活躍する社会の実現」とは、日本が「SDGs実施指針」としてあげている優先課題に対する取組の一つです。具体的には、「心のバリアフリー」の推進や「公共交通機関のバリアフリー」の推進などいくつかあります。
「SDGs(持続可能な開発目標)」とは、2030年までに達成を目指す世界の目標です。2030年というと、10年先なので3年生は19歳になっていますね。

今、3年生の総合的な学習の時間では福祉「みんな生き生き」において、自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、よりよく問題を解決する力を育んでいます。
今日は、障がい者の仕事と生活の場づくりをめざしてある「福岡コロニー」様から2名本校にお越しいただき、車いす体験をさせていただきました。

 講師の方が車いすを押すときに大事なことを教えてくださいました。
 それは、声をかけることです。声をかけることで、車いすに乗っている方は心構えができるからだそうです。

 さて、今度は子どもたちがやってみる番です。車いすを押す子どもは、車いすに座っている友達に「進みますよ。」「(車輪を)あげますよ。」と声をかけながらマットを乗り越えようとしましたが、はじめはなかなかうまくいきません。しかし、上げるコツをつかみ、力いっぱい押すと車いすを進めることができるようになりました。

子どもたちは、「押すときは力が必要だな。」
「マットの上に上がるときは、ゆっくりめでよかったけど、下がるときガタンとマットから落ちたときはこわかった。」と言っていました。

次に、電動車いすの特徴などについて教えてくださいました。

最後に、講師の方からメッセージをいただきました。
「声かけって思いやりの心からきているんです。その気持ちを大切にしてくださいね。」

 この体験をきっかけに社会の問題に気付き、未来のために今やれること、できそうなことからやってみる、そして持続可能な行動をめざしてほしいですね。