中休みにある1年教室の前を通っていると、
教室のドアの前で
「1と9で10、2と8で10・・・」と唱えて教室に入っていく二人がいました。

子どもたちは何回も教室の出入りをしますから、
このように出入りのたびに繰り返し唱えると
数の合成・分解を覚えることができるという担任の知恵です。
数の合成・分解は、繰り上がりのたしざんの基本となります。

また、今日の1年生の国語は、「 へ をつかって ぶんを かこう」でした。

授業の最後に担任が、「へ の前にくるのは、どんな言葉?」と聞くと、
子どもたちは「そら」「いえ」など具体的に答えていました。

すると、一人が「場所」と言いました。

「そら」や「いえ」に共通している言葉は「場所」です。
このように、共通点を抜き出したものを抽象的ともいいます。
実は、他の動物にはない、人間のすごいところの一つと言われているのが
「具体」と「抽象」だそうです。

具体と抽象を使いこなせば、
相手に伝えたいことをより伝えることができるようになります。

具体と抽象の思考を1年生から積み重ねていくことは、大事であると考えます。